
もしもクレジットカードの持ち主が亡くなった場合、そのクレジットカードはどうなりますか?自動的に止まりますか?
実は、家族がカード会社に連絡を入れない限り、死亡した方のカードはずっと有効のままです。
それでは、死亡した方のクレジットカードは相続できますか?相続人がそのまま利用できますか?
答えはNOです。クレジットカードは本人固有のものです。
では、そのカードをそのまま放置すると、どんなことが起こり得るでしょうか?
まず、年会費などの固定費が引き落とされてしまいます。次に、インターネット決済が普及しているためオンラインによる不正利用も考えられます。最後に、銀行口座が先に凍結されると、カード代金の支払いができなくなります。ですので、まず先にカード会社に連絡して解約し、その後に銀行口座を解約します。
クレジットカードを複数枚を持ちの方も多くいらっしゃいますが、どのカードがどこに保管されているかを把握し、エンディングノート等にメモをするだけでも遺族の負担を減らすことになります。それだけでなく、日ごろの整理整頓にもつながります。家に滞在する時間が長いこの時期、ぜひともクレジットカードの整理をしてみましょう。